ホームページをご覧いただき有難うございます。
私は国家公務員として外務省に２０年間勤務し、その大半で対中業務に従事しておりました。歴史、海洋、ビジネス環境、感染症対策、情報防護等々、数多くの安全保障・危機管理事案を担当したほか、中国側の幅広い関係者とも連携しながら、企業イノベーション協力フォーラム、若手企業家アイデアソン、上海税関対話、蘇州官民対話、高齢者産業協力座談会といった事業など、新機軸の取り組みにも尽力いたしました。
一方、時代の移り変わりとともに世界と日本との関係も新たなデザインが必要となってきているとの認識から、これまでの経験を活かしつつも、政府や省庁の垣根を越えて一層自由に価値を発揮していくため、外務省を辞職し、新たな道を歩んでいくこととなりました。
昨今、東アジアの安全保障環境は不可逆的に厳しさを増し、国際経済関係や事業を取り巻く状況にも様々な変化が生じていますが、そのような環境下でも永遠に共存していくからこそ、「命を守り、育む」協力、後に続く世代に実り豊かな成長環境をつないでいくための協力、そして、我々をワクワクさせてくれるようなクリエイティブな協力を絶え間なく進めていくべきだと思います。
アジア太平洋地域が、これからの世界の成長を牽引していくこと、その中心に位置するのが日本であることも間違いありません。このような認識に立ちながら、世界各国のイノベーティブなプレイヤーが日本をハブとしてネットワークを強めていくこと、それぞれがチャンスとチャレンジの狭間でベストチョイスを積み重ねていくことを目指して、私たちなりの活動を続けて参ります。
ご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
